私たちの思い

メッセージ

100年先も続く、価値ある仕事を。

林業とは、先人たちが残してくれた木と山を守り育てながら、その恵みを少しずついただいて社会に巡らせていく仕事。
持続可能な社会の実現に向けて、その必要性はますます高まっています。
山田林業は、5代続く山主としての経験から培われた「山と木を読む力」を生かし、機動力ある林業を展開。
今では兵庫県下最大の林業会社になりました。
山の自然を相手に、100年先も続く価値ある仕事を。
あなたも私たちの仲間に加わりませんか。

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梶原未来の写真

梶原 未来

Kajiwara Mirai
2019年入社
新卒採用
主な業務内容:伐採および搬出作業全般

15歳で初めて山の仕事に触れて

中学校を卒業した後、兵庫県宍粟市にある「山の学校」という全寮制スクールで1年間過ごして、そこで山の仕事を体験したのが、林業に触れた最初のきっかけです。その後、通信制の高校に2年間通ってから、京都の林業大学校に進みました。山田林業には、「山の学校」の先生の紹介で入りました。すごく信頼できる先生だったので、その人が言うんだったら、という感じで。

木を伐るのは単純作業なんかじゃない

入社して仕事に慣れるまではけっこうしんどかったですね。林業大学校でチェーンソーや重機を使う作業は経験してたし、体力には自信あったけど、一人暮らししながら毎朝早起きして……っていうのはやっぱり大変で。僕はわりと負けん気強くてガツガツ行くタイプですけど、最初に僕を指導してくれた班長さんはその何倍もタフで職人気質で、最初はついていくのに必死でした。でもそうやってハードに鍛えてもらってよかったなと今になって思いますね。
今は杉・ヒノキだったら樹齢130年ぐらいでも切れますが、モミとか広葉樹はまだ自分にはむずかしくて伐れないですね。1日現場に入ったら、何本かは木を伐るわけですけど、やっぱり1本1本違うんで、同じことの繰り返しだとは感じないです。

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木を介して、前の世代の思いを受け取って

伐採作業は楽しいですよ。最後にヨキでくさびを打ち込んで倒す瞬間は、やっぱりグッときます。こうやって木をきれいに残してくれた前の世代から、自分が何かを受け取っている感じがするし、自分も何か次にバトンを渡したい、みたいな感じかな。現場から帰る車の中では、「今日、あそこで伐った木めっちゃ良かったなあ」とか「あの辺の木がああなのは、生育環境がこうやからやな」という話も出るので、そういうのも勉強になります。いい木を伐った時は、やっぱりみんな盛り上がるんですよ。同世代の友達からは「すごいな」って言われるけど、自分は楽しいからやってる、っていう感じです。
あと、やっぱり自分は田舎が好きなんで、仕事帰りに彼岸花が一面にだあっと咲いてるのを見たりだとか、四季によって山の匂いが変化したりだとか、そういうのもすごくいいなと思うんです。この仕事始めて3年近く経ちますけど、昔から知ってる友達には「お前、なんかおっとりしたなあ」と言われますね(笑)。

旅や工作を楽しむ、オフの過ごし方

僕、旅行がすごい好きなんで、2021年から会社が週休2日制になって、今まで以上にいろんなところに出かけやすくなったのはうれしいですね。車や原付で行くこともあるし、瀬青春18きっぷで行くこともあります。去年はわりと長期間、山口県の岩国に出張滞在してたので、周南からフェリーに乗って大分に渡って、別府で温泉回ったりとか……。あとは自分で工作するのも好きなので、こないだは山に落ちてる鹿の角と木の廃材を使って帽子かけを作りました。形も自分で一から考えて、廃材には知り合いの絵描きの人にペイントしてもらって。そんなことをするゆとりは増えましたね。

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堂田哲也の写真

堂田 哲也

Dota Tetsuya
2008年入社 / 山林部 部長
中途採用
主な業務内容:営業全般(製材所や建設会社、木材市場など、各取引先のニーズに応じた選木から提案・納品まで)および山林買取のための現地調査

「木を生かす」山田林業に感じた可能性

僕が生まれたのは兵庫県宍粟市で、昔から林業が盛んな地域です。18歳から地元で林業に従事してましたが、20歳で姫路に移ってきて、その時に求人をしてたのが山田林業でした。当時の林業界って、まだ造林とか切り捨て間伐(間伐した木は現地に放置し、搬出まではしない施業)でやっていけてた時代。でもその中で山田林業は「これからは山に道をつけて、木を出していく時代だ」と言っていて、それが魅力的だったんです。林業が転換期を迎えつつあるのは、僕も感じていましたから。
入社してからは、それまで伐ったこともなかったような大きな木を伐ったり、重機で搬出したりと初めてのことばかりだったから、最初は怖かったですよ。僕、山田林業に来る前に一度チェーンソーで大けがをしたことがあるんです。周囲はみんなもう山はやめるんじゃないかって思ったみたいだけど、自分としてはそんなことでやめたくなかったし、むしろ山でやっていきたいって思いは強まりましたね。

山主の系譜が守り伝えてきたもの

切った木が姿を変えて生かされる工程に初めて関わったことで、山に対する責任はすごく感じるようになりました。たとえば、今ものすごく高値のつく木が目の前にあったとして、この1本を切ったら、もうその日は僕ら仕事をしなくてもいいかもしれない。でもそうやって目先の損得に流されて、いい木を採り尽くしてしまったら、もう後には何も残らない。でもそれらの木は、前の世代が思いを持って残してくれたものです。僕らはその意味をちゃんと理解して、手入れをしながら次の世代にもつないでいかないといけない。
そういう意味では、山田林業というのは山主である山田家から始まっているので、先祖の方々から受け継がれてきた歴史があるし、山に対する思い入れが深いですよね。僕も20代の頃は、先代の社長から山の知識をたくさん教えてもらいました。

堂田哲也の写真

「山と木を見る」ことが僕の仕事

今は伐採現場には入ることは少なくなって、僕の仕事は各班の統括に加えて、土場(丸太の集積場)での選木作業がメインです。各現場から集まった丸太を、僕が自分の目で1本1本見て、各取引先のニーズに合わせて木を選り分けるんです。地域によって材木の取引価格は違うので、できるだけ収益化ができるように振り分けます。うちは木材市場に卸すだけでなく、製材所さんとも直接取引させていただいてるので、価格変動を比較的安定させることができています。選木を任されるというのは、木がお金に変わるところですから責任は大きいです。
あとは山林買取も行っているので、その山がどれぐらい収益性があるかを、立木や地形から判断したりもします。要するに山と木を見るのが僕の役割ですね。

営業マンとしてのスキルアップめざして

今でもまだ山に入って働きたい誘惑はありますよ。やっぱり好きですから。だから現場を離れるというのは、僕の中でかなり葛藤がありました。でも今は、こういう仕事をすることで、これまで見えてなかった部分が見えるようになった面白さはあります。
これからの僕の目標としては、営業マンとしてもうちょっとスキルアップしたいというのがひとつ。あとは後継者もぼちぼち育てないといけないですよね。山と木が読めて、営業ができる人を……。これからは経営的な視点を持って林業を考える人が必要になります。もちろん、まずは伐採現場を知ることから始める必要がありますが、そういうセンスがある人は、活躍できるチャンスがすごくあると思います。とにかく、うちに入ってくれる人が「やっぱり山やっててよかった」って思えるような仕事をしていきたいですね。

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高橋 穂崇

Takahashi Hodaka
2021年入社
中途採用
主な業務内容:伐採および搬出作業全般

「山が好き」その思いで踏み切った40代の挑戦

山田林業に入る前は、大阪で書店の営業マンをしていました。転職しようかなというのは30代からずっと思ってたんですが、なかなか踏ん切りがつかなくて……。でも40歳を迎えて、体力的にもこれが最後のチャンスかなと思ったんですよね。父親が山好きだったので、小さい頃からよく山歩きに連れて行かれてましたし、小中学校時代はボーイスカウトにも入ってて、けっこうアウトドア派だったんですよ。あとは2018年に結婚したので、この先の子育てとかを考えると、家族との時間を大切にできるような職場に就きたいと思ったことも大きかったかな。前職は残業が多くて、家に帰るのは深夜0時を回ることも多かったですから、妻も転職を応援してくれましたね。それで前職を辞めてから、林業に絞って職探しを始めて、ハローワークで山田林業を知りました。

初心者が伐採できるようになるまで

2021年の2月に姫路に引っ越してきて、3月に入社。最初は先輩方の作業のサポートから始まって、実際に伐採作業に参加できるようになったのは、数か月経ってからでした。それまで自分は年のわりには体力ある方だと思ってたけど、この筋力ではまだまだ足りない。やっぱり先輩方の体はすごいし、体の動かし方のコツみたいなものが備わってて、斜面を登る動作なんか全然違いますね。
今は、そんなにむずかしくない現場で、先輩の目の届く範囲でなら1人で伐らせてもらうことも増えてきました。そうやって自分のやれることが増えていくのが目に見えてわかるのは達成感がありますね。伐採では、倒す向き・角度が一番大事でむずかしいです。搬出しやすさに影響するのはもちろんですけど、やっぱり命に関わりますから。ある程度自分で判断できるようにはなったけど、伐倒した後で班長に見てもらって「もうちょっと角度こっちやったな」とか指導を受けるんです。木を1本切るぐらいでは疲れないけど、次々切っていくとなると話は別で、経験がある人ほど休みなくこなせるので、そこはまだまだかなわないです。

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満員電車に乗る生活には、もう戻れない

都会の暮らしは便利でしたが、今は姫路の静かで落ち着いた暮らしが気に入っています。この仕事は朝が早い分、夜は7時には家に帰れるし、満員電車に乗らなくて済むのもいいですね。がんばって働いて帰ってきて、夜は家族と一緒にゆっくり食卓を囲むという、当たり前だけどかけがえのないことを求めていたんだなと思います。
オフタイムは、日曜休みが固定で、あとは週に1日休みを自由に選べるんです。妻と合わせて日・月の2連休にすることもあれば、平日に休みを取って一人で出かけたりすることもあります。あとは雨が降っても休みになるんですが、ラッキーなように見えて、やっぱり暇ですね。あんまり休みが多すぎても困っちゃう。やっぱり現場嫌いじゃないんでしょうね。

できるだけ長く山で働きたい

自分の体力や腕が追いつかない悔しさはあるけど、林業やろうって決めたことに後悔はないですね。むしろもっと早くてもよかったなと思ってるぐらい。
これからの目標としては、まずは一人で伐採を任されるくらいにはなりたい。その先は、これは劣勢の木だから早く間伐しようとか、これは優良の木から置いとこうとか、そういう見極めができるようになるまでに20年ぐらいかかるんでしょうね。とにかく早く一人前になりたいし、できるだけ長く山で働きたいと思います。

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木こりの1日

  • 6:30
    事務所に出勤。みんなで顔を合わせて挨拶したら、班ごとに車に乗ってそれぞれの現場へ出発。
    イラスト
  • 8:00
    現場に到着し、班長の指示でそれぞれの持ち場で仕事を始めます。
  • 10:00
    午前の休憩(約30分)。
    イラスト
  • 12:00
    昼休憩(約1時間)。持参したお弁当を食べて、午後からの仕事に備えます。
  • 15:00
    午後の休憩(約30分)。今日の仕事もあとひと踏んばり。
  • 17:00
    作業終了。車に乗って事務所に戻ります。
    イラスト
  • 18:00
    事務所に戻ったら、違う班のメンバーともちょっと立ち話。お互いの現場の情報交換をして、今日伐った木の話で盛り上がることも。

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